もともと比良山系にはよくフラれている。雨やガスなど視界が効いたことの方がすくなかった。でも、歩く楽しさ、ルート周辺の美しさはやはり最高だ。比良には展望だけではない良さがある。今回ガスでも登ってみようとしたのには、いつもフラれていたことやこの別の楽しさがあることを覚えていたからだ。
高度を上げて行くが557mの道標で別ルートからのルートと合流。 帰りはこちらを降りてもよいなと思いつつ。小休止。極めて静か。道標を越えて登って行くとさほど傾斜のきつくない辺りで、前方右側の茂みにばさばさと音がする。最初は人が下山して来たのかと思ったが、まだ8時前である。山林を管理している方かと思ったが、人が降りてくる気配はない。鳥かと思ったが、音の位置が低い。鹿か猿かなのだろうかとぼんやり考えながらばさばさ音のした藪の前を通過。通り過ぎるとまたばさばさっと音がする。 気にせず歩を進める。 カツラ谷からの登山ルートとの合流点で小休止。さっきの分岐ではなく帰りはこちらから谷筋を通ることに決める。頂上まではあと少しだ。 尾根筋に出るとそこで又分岐がある。スキー場への下るルートだ。 いよいよ頂上は近いが、風もガスも強くなって来た。脱いでいた汗びっしょりのシャツをもう一度来て、ガスに分け入り頂上を目指す。 予想どおり頂上は視界不能。一瞬、高島側ふもとが見えかけたがすぐ閉ざされた。頂上標の証拠写真(笑)を撮影。 おにぎりを食べながらしばらく頑張るが、寒くなって来た。手もかじかんで来たので、下山することにする。
by garyoan
| 2005-05-20 07:16
| 私はやせる
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