教祖生誕200年を笑う

c0024167_1941069.jpg日本人で日本国内に住む人には本当にどうでも良いことであるが、モルモン教の教祖、ジョセフ・スミスが生まれて今年で200年である。生誕200年と言うことで。モルモン教団は様々なイベントを実施している。これを機会にジョセフ・スミスの歴史的評価を改めさせようとしているのである。と言うよりもこれまで以上に歴史的事実を歪曲しようとしているようである。
もっとも、モルモン教は「世の終わりがまもなく来る」と教えている。公式名称である「末日聖徒イエス・キリスト教会」もそれを示している。ジョセフ・スミスは1831年の3月12日に「15年内に世の終わりが来る」と予言していたのである。もっともこうした教団にとって都合の悪い予言は、信者には教えらてはいない。しかし、 正常な思考が出来る人間なら、終末論を信じる宗教団体に教祖の生誕200年があること自体がインチキの証明だと判断するだろう。

それはさておき、ここではジョセフ・スミスの史的事実を列記する。
モルモン教がオウム真理教となんら変わりないということが分かるであろう。
以下の事項に触れられずに、ジョセフ・スミスを語ろうと言うのであればそれは眉唾物である。モルモン教への誘導を目的としたものとして、疑ってかかった方が良い。

1805/12/2
ヴァーモント州にて誕生
1816
ニューヨーク州マンチェスターへ移転
1826
詐欺と治安の騒乱のかどで有罪
1827
エマ・ヘイルと結婚
この年にモルモン書の原典の金版を入手したことになっている
1828
メソジスト派ヘの入信を試みる
1830/3
モルモン書の初版出版
/4
モルモン教会をニューヨーク州フェイアットに設立
1831/1
教会をオハイオ州カートランドに移転
1833
ブリガム・ヤングら多数のフリーメーソンが加入(のち、自らもメーソンに)
教徒たちミズーリー州ジャクソン郡から追放される
1834
ジャクソン郡の奪回のため軍隊(シオン軍)を結成、派兵
1836
モルモン教の銀行無認可で設立
1837
銀行破綻。無認可銀行操業の有罪判決を受ける
オリバー・カウドリに極秘で行っていた多妻結婚を非難される
1838
銀行法違反での逮捕をおそれ、ミズーリー州へ逃亡
「ダナイト団」なるテロ組織を結成
ミズーリー住民と「モルモン戦争」を引き起こす
ホーンズ・ミルで17人のモルモン教徒が虐殺される
ミズーリー州知事「モルモン教徒の撲滅と追放令」を発令
逮捕され反逆罪で有罪
1839
脱獄しイリノイ州へ遁走、ノーヴーに定着
1841
秘密裡に多妻婚を実行
1842
多妻婚に反発したグループが分派を結成
所謂「最初の示現」初めて印刷物に登場
1842/3
フリーメーソンの手法を導入。ジョセフ「マスター・メーソン」となる
神殿で「エンダウメント」始まる
ミズーリー州知事ボッグズ暗殺未遂容疑で逮捕されるが、釈放される
1843/7/12
多妻婚の啓示が初めて記録される
キンダー・フックプレート」を翻訳
1844
テログループ「カウンシル・オブ・フィフティ」を結成
大統領選へ出馬
多妻婚をスクープした「ノーヴー・エクスポジター」紙を襲撃し同社を破壊しつくす
暴動の罪に問われ、カセージ刑務所に入獄、同獄で民兵と銃撃戦の末に死亡


私のサイトや仲間のサイトに詳しい情報のあるものはリンクをかけておいたので、参照されたい。 モルモン教はカルト宗教の歴史を研究する上で貴重な素材である。教団は必死で隠蔽し時に抹殺するが、意外と史料も豊富なのである。ただし、モルモン教はあくまでも研究の対象とすべき代物である。宗教として入信するようなことは考えてはいけない。
by garyoan | 2005-09-19 19:50 | モルモン教
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