熟年離婚は難しい

昨日、「おはよう朝日」で熟年離婚の難しさについて特集されていた。
もう来年になったのか、厚生年金を離婚した配偶者が最大50%を受け取ることが出来るようになるという。その時に熟年層の離婚ラッシュが起きるという予測がある。実際、私の知っている方も離婚問題で弁護士に相談に行った時、「その時まで待ちなさい」と助言されたと言う。
しかし、番組によると、年金の50%はあくまでも最大で、話し合いで決まるとのこと。おまけに受け取りが65歳からだから、それだけでは実生活が成り立たない。
一般的な家庭であるなら、分かれた奥さんは仕事をしないといけないし、ご主人は家事をしなければならなくなる。愛憎問題(これが一番大事なのだが)を別にすればこんな無駄はない。
それなら家庭は家庭でそのままにして、夫婦がお互い好き勝手やった方がまし、とさえ思う。実際、テレビなどでそれを勧める専門家もいたりする。

あるところで紹介された話しであるが、離婚を考えていた40代の奥さんがいた。仕事は販売のパートタイマーで家事も一手に引き受けているので、そんなに長時間も働けなく収入もさほどではない。夫の長期にわたる浪費に愛想をつかして、とうとう離婚を決心した。しかし、実家には兄夫婦がいて老母の面倒を見ている。帰ることは出来ない。アパートを見つけても家賃を考えると今の収入では生活が成り立たない。いや、ひとりきりならなんとかなるかも知れないが、子供がついて来そうで、そうなるとそれないの住まいも借りないといけない。
そこで、離婚の原因は夫の浪費だから、夫に家を出て貰おうと考えた。夕食の席で切り出すと、夫は売り言葉に買い言葉で「ああ。良いよ」と言った。
「夫が出て行けば、家を売却して残ったローンを完済して、残ったお金で分譲マンションを複数買おう。ひと部屋には私たちが住んで、もうひと部屋は賃貸で回そう。あとはパートの収入と年金でやって行ける」
そう考えたそうだ。
「本当かいな」といいたくなるような第2の人生のスタートである。
家がすんなり自分のものになるのか、残債がいくらなのか、良いマンション物件が買えるのか、ちゃんと入居者がつくのか。正にオン・ザ・エッジである。
万事上手く行っても夫はほとんど丸裸であるが、本人がそう決意しているならそれで良いのだろう。
しかし、そこまで譲ってくれる夫なら、夫婦としてもう一度考え直す方が現実的だと思うのは門外漢の私だけだろうか。
by garyoan | 2006-02-21 06:07 | 酔郷から
<< 六甲山下見ドライブ 母校のこと >>