やおい考

c0024167_22415810.jpg モルモン教に対する活動をしているとさまざまな人権問題にぶつかる。そのひとつが同性愛問題だ。モルモン教が同性愛を差別していることは既に私も述べたし、有名だ。私たちの脱会モルモンの仲間うちでも同性愛の問題はよく議論される。
 同性愛をどのように受け止めるかはさまざまな意見があるのは事実だろう。しかし、モルモン教の脱会にとってそれはまじめに受け止められていなければならないことは間違いない。現実、脱会者やシンパシーには同性愛者が実在する。

 この際、カミングアウトするが、私の親族にも同性愛者がいる。同性愛とどう向き合うのか、理解するのか。大きな宿題が課せられている。

 そんな私にとって大変ショックな出来事が以前にあった。それは私たちの反モルモン活動の仲間のひとりに、所謂「やおい」の作者がいたのだ。そのインターネットサイトを発見したのはほとんど偶然だった。作品に何気なく目を通した時の嫌悪感を私は忘れる事が出来ない。同性愛に対する偏見と誤解、揶揄と侮蔑に充満しており、これがともに同性愛を語り合って来た(少なくともその議論を聞いてきたはずの)人物の書くもものとは到底思えなかった。また、この人物は私の親族についても知りうる立場だった。嫌悪の次に私を襲ってきたのは脱力、そして、怒りと悲しみだった。
 単に無理解なマニアがおもしろおかしくやっていることなら、放置しておけば済むことだ。ところが、この人物は我々の中にいるのだ。厳重な抗議を行ったところ、そのサイトは即日に閉鎖された。
 
 その後、さすがに「やおい」は卒業したようである。理由には創作の基盤となる漫画の連載が終了したこともあるようだ。しかし、現在に至るまで、本人からは一切の釈明も行われていない。本人も何食わぬ顔で、「モルモンとは」を発言し続けている。以前にまして多弁である。私には、どうしても単に興味が移っただけにしか見えない。鼻白む想いでそれを傍観している。

 ところで、私にはどうして「やおい」なのか理解不能だ。いったいどんな人たちどんな世代の人たちががこの世界にはまっているのだろう。ネットの情報によれば多数が女性であると言う。若年層なのだろうか?思春期のころには、私も想像をたくましくして、ノートにたわいもなく、また、あらぬことを書き綴った経験はある。しかし、そうでもないようだ。私と同世代の人たちまでもがはまっているという。若いからかまわないということでもないが、見識あるべき世代が参加するにはあまりにも酷い世界だと、私は思う。
by garyoan | 2006-06-20 22:42 | モルモン教
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