2005年 07月 13日 ( 1 )

モルモン教徒のニセ牧師

c0024167_17554361.jpg週刊文春の5月26日号のバックナンバーを取り寄せた。興味があった記事が載っていることを最近知ったからだ。それは、「ホテル・結婚式場の牧師の9割はニセ者だ!」(同号p47~)という記事だ。
結婚式場、ホテルの外国人牧師の9割がニセ牧師であると言うスクープ記事だ。
キリスト教式結婚式のブームが続いている。ホテルや式場ではチャペルをふたつ持ってフル稼働しているところもある。司式する牧師も大変である。結婚式は日曜日が多いわけで、その日は牧師も正規の仕事の日でもある。牧師は人手不足となる。その上、挙式者は司式が外国人(もっと言うと欧米の白人)牧師が良いと思っている。ところが、いくらキリスト教が少数派の日本でもそんなに欧米白人牧師がゴロゴロいるわけはない。
そこで、ニセ牧師の登場と言うことになるのだ。

昔のことだが、私の友人が神戸の某所で結婚式を行った。この時も外国人牧師が司式を行ったが、その牧師の振る舞いをしばらく見て「この人おかしいなあ」と思った。全く牧師っぽくないのである。今ははっきりとこれは「ニセ牧師」だったと断言できる。実は私も基督者の端くれで、元ホテルマンである。チャペル結婚式で本物の牧師のお手伝いをしたこともある。よほど上手に化けない限り、ニセ牧師を見抜く自信もある。と言うか、普通のクリスチャンなら牧師が本物かどうかは意外と簡単に見抜けるものだ。祝いの席ということもあって、おおごとになっていないだけだろう。記事にはキリスト教サイド正統牧師たちからの働きかけが始まっているとも述べられている。本件関係者には、あまり世間を舐めないで欲しいと思う。

ところで、記事によれば、ホテル式場と契約しているイベント会社や司会の会社がニセ牧師を作り上げて、派遣していると言う。

数年前だが私もこのことを裏付ける調査を依頼されて行ったことがある。
カルト問題の研修で三重県の某市を訪問した時のことだ。ある牧師先生から市内の結婚式場でおかしな牧師がいると聞いたのである。その牧師はアメリカ人で、結婚式が終わった後、聖書のような本を参列者に配っていたと言うのである。たまたま参列者に牧会する教会の信者がいて、その本を持って来て、牧師に見せたそうである。なんとその本は「モルモン書」だった
正統派キリスト教の牧師がモルモンの聖典を配るはずはない。明らかにニセ牧師である。しかし、その牧師先生はその式場がどうやってそのニセ牧師を見つけてきたのかわからない。抗議をするつもりだが、式場のシステムも詳しく知らない。証拠固めを含めてどうしたら良いのか相談されたのだ。
私のコネクションを利用し、この式場はHだと言うことが分かった。そしてHは教会や牧師と契約してはおらず、大阪市内のTと言うイベント企画会社から牧師の派遣を受けているとの事であった。なるほど、ニセ牧師がばれても式場の責任にはならないようにしてあるわけだ。私は早速この情報を牧師先生にお伝えした。

はっきり言って結婚式での牧師の台詞や立ち回りは簡単である。数日の研修も必要ないだろう。(台詞など聖書を見ているふりをすればいくらでもカンニング可能だ)確かに欧米白人にとっては美味しいアルバイトだと思う。

しかし、このモルモンのニセ牧師は単なるニセモノをはるかにの凌駕する厚顔無恥ぶりである。
正統キリスト教を悪魔の教会と言ってはばからないのがモルモン教だ。その悪魔の教会の牧師になりすまして、アルバイト代を稼いでいるのだ。それだけではない。モルモン教を広めるために「モルモン書」までをキリスト教の集会の中で配るあつかましさ。
多分、このモルモンのニセ牧師は派遣元のイベント会社にも内緒でモルモン書を配っているのだろう。常識では理解不能なゆがんだ熱意である。
当然、いち個人が式参列者の分だけの「モルモン書」を用意できるはずもない。モルモン教団も後方支援していることは間違いない

ニセ牧師であれ、それが結婚式の感動になると言うのであるなら、結婚の当事者に文句を言うこともない。ただし、ニセモノが跋扈するところにはそれに便乗する悪意があると思っていたほうが良い。幸せのスタートを祝福しに来た方々がカルトの餌食になっては、目も当てられない

式場やホテルでおかしな牧師(特にヘンな本やチラシを配ったりする)がいたら、是非連絡して欲しい。
by garyoan | 2005-07-13 17:55 | モルモン教