2006年 02月 19日 ( 1 )

山を想えば・・・

ふと、思い出した名言。大町山岳博物館には掲げられてもいる百瀬慎太郎のこの言葉。

「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」

百瀬慎太郎は大町で登山者のために旅館を経営し、日本初の山岳ガイドの組合を設立し大沢小屋、針ノ木小屋を建設した偉人である。しかし、彼はこのフレーズだけでもで永遠に名前を残すのだろう。
10年以上も前、唐松岳から五竜、鹿島槍、爺ヶ岳を縦走したことがある。大変充実した山行だった。夜行バスを待つ間、信濃大町の大町山岳博物館を訪問した。
この博物館では、展示物もさることながら、博物館から見晴るかす北ア連峰はひときわ美しく感じられた。

下山して直ぐなのに、既に百瀬慎太郎の作った針ノ木小屋、そして針ノ木岳に登ろうと考えていた。それから、10年が経ってしまった。

その間、山麓へのアクセスも便利になり、装備も進歩した。携帯電話普及して通話圏内もひろがり、無線代わりとなった。インターネットを通した情報の豊かさも、もちろん過去にはなかった。何よりも、ハイキング、山歩きを趣味にするたくさんの人との交流の機会が増えたことは驚きだ。
WEB上のBBSやメーリングリストで計画会・反省会を行い、写真の画像データをメールで送る。そんなことが日常茶飯になってしまった。
そんなネット環境が私をインスパイアしてくれる。ネットも人と人との交流ために存在するのだと思う。モニターの前にいても私は山と人を想う。


山で君を想うことは ないな

君を想う場所なんて
どこでもいいだろう
いつも君は勝手にやって来るじゃないか

 あの 窓越しの街路樹
 昨日は 交差点の向こう側
 コンビニで雑誌を立ち読みしてなかったか

だから ときどき 山にいる
君がいない場所だから
空っぽになった頭に展望が流れ込んでくる
煮たラーメンとインスタントコーヒー
沢の音を左右に聞きながら
やがて 帰って来る 日常

そこで待っていてくれないか

by garyoan | 2006-02-19 08:10 | 酔郷から