カテゴリ:モルモン教( 70 )

友人への手紙

 11月になってようやく秋めいてきたね。そっちはどうだろう。7年間、お世話してきた仕事から解放されて、季節の気配とともにすがすがしい気分だ。思えばいろいろなことがあった。君から見れば至らぬ点も多々あっただろう。しかし、私なりに全力で努めてきたつもりだ。君がメールで「まだまだ、こうした会は必要だ」と述べていたことをうれしく思う。きみの人望、才能は余人の及ぶところではない。より広範に人材を募り、明確な展望をもって益々会は発展することだろう。
 私は安堵し五柳先生に倣う。モルモン教とのかかわりも含めて以前から考えていた自分に帰る。もちろん、君との友誼は変わらない。会への協力支援も惜しまない。むしろ、深くなることを約束する。
 終電を待ちながら飲んで、議論したことが何度もあった。その時、君が言った言葉にこんなものがあった。「いろんな形の反モルモンとしての関わりがあって良い」と。私も全く同感だ。今はこの「私なりの関わり」を自らためしてみることになったと、そう理解して欲しい。もっとも昨今は反モルモンと自称するだけで、お粗末極まりない連中が跋扈しているのも事実だが、反モルモンがブランド化したというのも過去には考えられないことだったね。
 往時を思うと、お互い歳も取った。君はいくつになったかな。健康が黙っていても手に入る年代でもなくなったね。健康管理は怠りないか。いや、体の方だけでなくて心のほうもだ。
 これは友人の助言として聞いて欲しい、私への自戒の言葉でもある。心の健康には特に注意をして欲しい。インターネットが君の仕事の生命線であることは重々承知している。そのためインターネットが君の心の血行を悪くしているということはないだろうか。振り返って、少し確かめてみてくれないか。不確かな情報の流れに足元が揺らいでないか。達者だった議論がアングラネットの流儀で知らず知らずに皮肉や中傷にすり替わっていないか。体はバロメーターがはっきりしていて、わかりやすいが、心の健康判断は難しいものだ。お互い気をつけて行こう。
 尊敬する矢内原忠雄私は大学の退官に当って「わがサンチョ・パンサよ、来たれ」と呼びかけた。幸い私にはひとりのサンチョ・パンサがいて、今後も旅をともにすることになる。贅沢な人生に感謝しているよ。
 さて、箋も尽きて来た。そろそろペンを置くことにする。また、どこかでゆっくり飲もう。ガード下の例の店、オモニは辞めてしまったが、味も雰囲気も相変わらずだ。
by garyoan | 2006-11-07 11:16 | モルモン教

そんなことを言われてもなあ・・・

とある方からメールが来た。
某巨大BBS(笑)に彼への中傷が投稿されていると言うのだ。彼の推測するところ、中傷投稿のほとんどが私と彼との共通の知り合いだとも言う。
しかし、それを私に言われても困る。
私はそのBBSには行くことさえない。
彼には精神衛生上、行かないように忠告もして来た。
しかし、どうも入りびたってていたようだ。
彼はネット上で攻撃を受けて精神的に疲弊していた。いまでは、自分の日記の更新も中断している。心のメンテナンス中だったはずだ。
それなのに、一番接近してはいけない場所・・・。まさに、本末転倒、自暴自棄である。

これから、どうするのか?
心配だが、私にはどうすることもできない。
壊れないように祈るばかりだ。
by garyoan | 2006-11-02 09:56 | モルモン教

広告塔トム・クルーズ

 トム・クルーズがパナマウントとの契約を打ち切られたことについて、国内のニュースには相当な違和感を覚えていた。彼がカルト宗教、サイエントロジーの信者でその信仰がさまざまなトラブルを生んでいるとは小耳に挟んでいたからだ。
 サイエントロジーは日本ではまだまだなじみの薄い名前だが、アメリカでは有名なカルトである。
 おそらくは彼の信仰、あすとは宗教が契約打ち切りの背景にあるだろうと思っていた。ニュースでは婉曲に「目に余る奇行」と伝えられていたのはこうしたことではないかと思っていた。
 週刊朝日の9月8日号に私を納得させてくれる記事があった。「今や宗教家トム・クルーズ 本誌記者も”勧誘”された!」である。
 週刊朝日の記者中山治美氏はトムの取材の際、「必ず教団(サイエントロジー)のことを聞かれるので事前に講習を受けて欲しい」と『トム周囲』から要請されると言う。DVDを渡され予習した翌日、6時間の講習を教団から受けたという。最後はトムが教団で活動する姿も紹介された。
 遺憾なことだがトムと小泉総理の会見の写真も教団の宣教に利用されている。
 
 カルト宗教が広告塔を作り、宣伝し、利用するのは常套手段だが、トム・クルーズは酷すぎる。単なる広告塔ではなく、彼は教団宣教のフロントにいるからだ。

 「信じるか否かは別にして、入信しないとクルーズと一緒に仕事ができない」

 ハリウッドに詳しい関係者の言葉を記事は伝えている。
 ちなみにサイエントロジーの日本語サイトは以下に
http://japanese.theology.scientology.org/
by garyoan | 2006-09-02 12:05 | モルモン教

やおい考

c0024167_22415810.jpg モルモン教に対する活動をしているとさまざまな人権問題にぶつかる。そのひとつが同性愛問題だ。モルモン教が同性愛を差別していることは既に私も述べたし、有名だ。私たちの脱会モルモンの仲間うちでも同性愛の問題はよく議論される。
 同性愛をどのように受け止めるかはさまざまな意見があるのは事実だろう。しかし、モルモン教の脱会にとってそれはまじめに受け止められていなければならないことは間違いない。現実、脱会者やシンパシーには同性愛者が実在する。

 この際、カミングアウトするが、私の親族にも同性愛者がいる。同性愛とどう向き合うのか、理解するのか。大きな宿題が課せられている。

 そんな私にとって大変ショックな出来事が以前にあった。それは私たちの反モルモン活動の仲間のひとりに、所謂「やおい」の作者がいたのだ。そのインターネットサイトを発見したのはほとんど偶然だった。作品に何気なく目を通した時の嫌悪感を私は忘れる事が出来ない。同性愛に対する偏見と誤解、揶揄と侮蔑に充満しており、これがともに同性愛を語り合って来た(少なくともその議論を聞いてきたはずの)人物の書くもものとは到底思えなかった。また、この人物は私の親族についても知りうる立場だった。嫌悪の次に私を襲ってきたのは脱力、そして、怒りと悲しみだった。
 単に無理解なマニアがおもしろおかしくやっていることなら、放置しておけば済むことだ。ところが、この人物は我々の中にいるのだ。厳重な抗議を行ったところ、そのサイトは即日に閉鎖された。
 
 その後、さすがに「やおい」は卒業したようである。理由には創作の基盤となる漫画の連載が終了したこともあるようだ。しかし、現在に至るまで、本人からは一切の釈明も行われていない。本人も何食わぬ顔で、「モルモンとは」を発言し続けている。以前にまして多弁である。私には、どうしても単に興味が移っただけにしか見えない。鼻白む想いでそれを傍観している。

 ところで、私にはどうして「やおい」なのか理解不能だ。いったいどんな人たちどんな世代の人たちががこの世界にはまっているのだろう。ネットの情報によれば多数が女性であると言う。若年層なのだろうか?思春期のころには、私も想像をたくましくして、ノートにたわいもなく、また、あらぬことを書き綴った経験はある。しかし、そうでもないようだ。私と同世代の人たちまでもがはまっているという。若いからかまわないということでもないが、見識あるべき世代が参加するにはあまりにも酷い世界だと、私は思う。
by garyoan | 2006-06-20 22:42 | モルモン教

「Latter Days」が上演される 

c0024167_1516337.jpg 以前BBS「ぜみなーるモルモン」で紹介した映画「ラターデイズ」(Latter Days)が、いよいよと言うかようやくと言うか、上演される。BBSでの記事はこちらこちらで。もっとも「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」と言うイベントでの上演であり、東京では2回だけの限定上演だ。
 同種のイベントは大阪でも催される。大阪は1回だけ。私は大阪の方に行くつもりだ。
 映画「ラターデイズ(Latter Days)」の公式サイトはここ。映画祭のサイト東京がここ。大阪がこちらである。

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 ロスアンジェルスでモルモンの男性宣教師がのゲイの遊び人と出会い、恋に落ちてしまう。宣教師は自分がゲイであることに気づき、恋心とモルモンの教えとの葛藤に悩んで行く。
 モルモン教では同性愛は大罪であり、破門などの処罰の対象となる。モルモン教傘下の団体には股間に電気ショックを与えてゲイを『矯正』しようと言うとんでもない団体もある。
 本映画の監督は元モルモンで、宣教師でもあった。そのおかげでモルモン教徒の生活、宗教裁判の法廷模様など相当リアルであり、モルモン教の実体を知る一助になろう。
 もっともこの映画の本線はラブストリーであって、モルモンのカルト性の告発ではない。男性同士のベッドシーンなどもあり、それらを不快に感じない方々には観賞価値は高いと思う。

 映画祭のチケットは東京が13日から、大阪は既に発売中である。会場は狭く追加公演はないので、お急ぎを!
  「ラターデイズ」自体は東京は7月15日 (土) 16:00~ と 7月17日 (月) 11:15~の2回。大阪は7月23日(日)19:00~の一回である。私は大阪の上映に行くつもりだ。
by garyoan | 2006-06-10 16:01 | モルモン教

ダ・ヴィンチ・コードとモルモン教

マリアは「万物知る女」 米誌、宗教論争に油も
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 ダ・ヴィンチ・コード自体に興味はない。映画も小説も同じだ。
 保守的キリスト教関係者は物語で「イエスがマグダラのマリアと結婚し子供をもうけていた」と言うことを冒涜的だと言っているとのこと。
 モルモン教義を知っているものにとってはもっとえげつない冒涜教義を知っている。この際、合わせて猛抗議をしてもらいたいものだ。
私のサイトの「多妻結婚しているイエス・キリスト
 ヨハネの福音書にある「カナの婚礼」はイエス自身の結婚式だったこと、マリアとマルタの姉妹両方がイエスの妻だったこと、そしてダ・ヴィンチ・コードと同じようにマグダラのマリアとも結婚していたと教えているのである。
 モルモン教にダ・ヴィンチ・コードを批判する権利はない。
 それにとどまらない「イエス・キリストはマリア、マルタそのほかの彼の妻達と結婚していて、子供を設けていた」とも教えている。
 たかが小説、映画にやいやい言うのも良いが、モルモン教は宗教団体である。それも、キリスト教を自称している。いったいどっちの問題が大きいのか。しっかり考えて貰いたいと思う。
by garyoan | 2006-05-23 05:54 | モルモン教

みちのくイエス

c0024167_2053673.jpg以下は4/16発行の「勇気と真実の会 会報」の巻頭言として書いたもの。
転載する。

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 青森県新郷村をご存知だろうか。イエス・キリストの墓があることで有名だ。伝説ではコルゴダの丘で死んだのは実はイエスの弟であって、本物のイエスはエルサレムを脱出し、この村で余生を全うしたと言うのだ。村ではイエスを偲んで毎6月には「イエス・キリスト慰霊祭」が行われ、神官が墓の十字架に向かって祝詞を上げ、その後村人が十字架を回って盆踊りをすると言う。
 敬虔で厳格なキリスト教徒からすれば、なんともとんでもない激怒ものの話しで、抗議殺到ではないかと思いきやそうでもないようだ。もちろん、村の方々もイエスが村で死んだとは本気で信じてはいない。ただ、墓(らしきもの)があるのは事実であって、そこに眠っている人がいるならそれを祀るのは当然だと思っている。たまたまその墓のがイエス・キリストのものと言う伝説があったと言うことに過ぎないという。こうしたおおらかさがこの伝説を許してしまって
いるのだろう。
 ところで、イエス・キリスト出現のやエルサレム脱出などの話しはモルモン書にも記載されている。あれこれしかつめらしい理由をつけているが、客観的にみれば、モルモン書の内容など「みちのくイエス」と同類だ。むしろ、御用学者を動員しもっともらしい言い訳をしている点ではもって始末が悪い。その上、モルモン教ではモルモン書に書かれたことは真実と信じないといけない。そして、それを受け入れるないと救われないし、受け入れれば選民意識も共有できる。
 信教は自由である。何を信じようとどんな祭儀を行おうと自由である。それ自体は人から見て「けったいなもの」であっても抑制することは出来ない。しかし、その教えを受け入れないと救済されない、などと言い出すと危険だ。既にカルトの入口だ。これは断固、糾弾されるべきだ。
 新郷村のみちのくイエスの伝説とモルモン教、ばかばかしさは甲乙つけがたい。しかし、「みちのくイエス」の方がはるかに健全である。そして、イエス・キリストの精神に近い。
by garyoan | 2006-04-17 20:07 | モルモン教

怠慢だ。でも、良く分からない

c0024167_629227.jpgモルモン教からの脱会のお手伝いをしている。
さすがにカルト集団。なかなか、すんなりとは除籍してはくれない。少し前にこんなことがあった。
姉妹でモルモンだった方が姉さんの方が脱会を決意し、教団本部に脱会届を提出、これは比較的すんなりと処理された。続けて妹さんも脱会届けを提出した。ところがこれが2月経ってもなんの音沙汰もない。姉さんが本部に問い合わせると、妹さんの所属する教会の監督に脱会届は転送済みである、と言う。本部とすれば監督の決済がないと除籍できないというのだ。これもおかしな話であるが、モルモン教はそういう仕組みで動いている。
既に2ヶ月も経過しようとしているのにどういうことだ、と抗議すると、「監督さんもお忙しいのだと思います」との返事。要するに本部も、この監督の怠慢に迷惑しているのだ。「どうしてこちらがそんなクレームを受けないといけないのだ」と思っているのだ。
結局、本部の担当者はその監督の氏名と連絡先を姉さんの方に教えてくれた。姉さんが直接、連絡を取ると、「届けを止めていました。すぐに書類を送って手続きします」とのことだった。なんともいい加減なものだ。
そんな調子だから、口では言ってもちゃんとやってくれるか不安である。そこで、本部に連絡し「妹は留守がちなので、脱会処理が済んだら私に連絡して欲しい」と要請した。ところが、担当者がこう言った。
「あなたは既に脱会して、教会からの祝福を棄てられたのだから、そうした連絡をすることはできません。妹さんにだけ連絡します」
とのこと。
肉親が代理になって連絡を受けることは「祝福」とかとは関係ないと思うのだが、いったいどういうことなのだろう。
「モルモン教からの脱会は祝福だから、辞めた人間にはそんな良いニュースは教えて上げないよ」
そういうことか?
良く分からないが、どちらも怠慢である。
by garyoan | 2006-04-11 06:55 | モルモン教

チャーチルとモルモン幹部

c0024167_224943100.jpg東京新聞の2/14の記事から

 「スコッチ」の名が世界でウイスキーの代名詞となり、小さな街にもパブ(居酒屋)が根を張るお国柄だけに、英国には政治家と酒をめぐる話は少なくない。第二次大戦の戦中、戦後、強い指導力を発揮したチャーチル元首相も、ウイスキーのソーダ割りにシャンパン、ブランデーを好んだ。逸話も強烈だ。
 飲酒に厳しいモルモン教の幹部に招かれた席でのこと。幹部が「酒はカモシカのけりと毒蛇の牙とを結びつけるもの」と“狂い水”の魔力を指摘した。元首相はこれに対し、「生まれてこの方、私が探し続けているのは、まさにそういう飲み物だ」と言ってのけた。


チャーチルらしい豪快な言葉だ。
もっともモルモン教禁酒もいい加減なもので、教団のはじめのころ、まじめに禁酒禁煙をしていたのは末端信者だけで、幹部連中は酒もタバコも楽しんでいた。
いつの間にか禁欲的な宗教団体と言うイメージが行き渡ったが、それはむしろ最近のことだ。
モルモン教はとっても現世利益的な宗教だ。ユタ発のマルチビジネスの多さがそれを物語っている。
モルモン教が禁欲的になったのは、アメリカ式の保守的キリスト教の同化しようとしたからだ。なぜ、保守的キリスト教同化の道を選んだのかは、それがもっとも利権に近いからだ。
この世の利得を求めて、禁欲路線を取るという矛盾、底の浅さが三流宗教の証明だ。
by garyoan | 2006-03-11 22:49 | モルモン教

堂々たるもんだ

<一夫多妻男>初対面で「幸せにしてあげる」
c0024167_17465149.jpgこの渋谷と言う男、報道陣を自宅にいれ「一夫多妻をしている」と堂々と言い放った。女性たちも幸せを感じているとも言った。「どこに問題があるんだ」と言う開き直りだ。
一夫多妻と言えばモルモン。
モルモン教も「一夫多妻は神の教えだ」と良い「妻たちはそれぞれが仲良く幸せである」と言って正当化していた。もちろんそれは表向きで、内部では差別、虐待があった。しかし、それが表に出ることはほとんどなかった。一方的に男たちの主張が伝わっていたのである。
時代を経て一夫多妻をするものは公民権がなくなる法が制定され、モルモン教は、この世の権力に屈して、「法に従う」路線を取った。それからは「一夫多妻は過去のこと」として懸命にアピールして来ている。
しかし、一夫多妻はもっとも神聖な戒めのひとつであるから、(モルモンの)神がやってくるときには、復旧する。結局は取り繕っているのである。
ところが、モルモン教でも原理主義者の連中は一夫多妻を堅持している。このあたりはクラカワーの「信仰が人を殺すとき」にも詳しい。彼らは往年のモルモン教の理論を振りかざす。「神の戒めは、法よりも上にある」とも言い。堂々とした態度を取っている。
この態度と渋谷とが私にはダブった。

また、こうした男が共同生活に走るということは珍しいこととも思えない。
占いし、受けるということは、マインドコントロールの絶好の環境である。当局が催眠術を手がかりにしているのであるなら、それは的外れだと私は思う。はったりでも権威ある態度で占いがあれば、人はそれに従う。そして、絶対言ってはならない言葉で秘密を共有し、世俗との断絶を感じる。あわせて秘密を破ったものには「罰」と言う恐怖。
絵に描いたようなカルト集団である。

解決するのは、当局ではない。家族が立ち上がって、女性たちを取り戻すしか方法はない。
by garyoan | 2006-01-28 17:46 | モルモン教