カテゴリ:私はやせる( 94 )

鈴鹿霊仙山へ(2)

霊仙山山頂の展望は期待以上。
 常連さんが展望の山々を教えてくれた。それでもここまでの展望は珍しいという。写真は御岳とのこと。
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恵那山を越えて信州日本アルプスも見通せた。
琵琶湖を越えて比良山系も良好。
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南側鈴鹿の山並みは秋景色。
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時間もちょうど昼で、お決まりのラーメンを食べて昼食。

下山は来たルートを戻る。粘土質で滑る滑る。
靴の裏に粘土がこびりついて、グリップも効かなくなってしまう。落ち着いて泥を落とせばよかったのに、横着してそのまま行くものだから、したたか尻もちもついてしまった。

榑ケ畑(くれがはた)に降りると山小屋が開いていた。250円でコーヒーを飲む。普通に落として作ってくれるコーヒーでこれもとっても良心的。小屋の奥は暗くてランプがあかりだ。小屋の親父さんと話しをした。

泊り客がいるときは人口発電もすると言う。素泊まりは2,000円。積雪の季節は結構利用者があると言う。
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それと、ずっと昔から住んでいるが熊は絶対いないと言う。他の動物を見間違えたのだと断言されていた。

醒ヶ井のバス停まで歩く人たちが無人飲料販売場所で飲料をかって行く。そして、親父さんに所要時間を聞いていた。
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こちらは車なので気楽なもので、小屋で結構くつろがせてもらった。
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車にもどって、帰路、雨が降り始める。晴天はラッキーだった。
by garyoan | 2006-11-30 11:24 | 私はやせる

鈴鹿霊仙山へ(1)

 11月18日、鈴鹿の霊仙山に行って来た。車で醒ヶ井を経由して林道を抜けて廃村榑ケ畑(くれがはた)の登山口に駐車し、そこから登りは汗フキ峠→大桐谷→廃村今畑→西南尾根で山頂、下山路は経塚山経由から汗フキ峠への最短を取る計画だった。
 醒ヶ井養鱒所から先の道路はほとんど舗装されていなくて、離合ができないくらい狭く、緊張した。駐車場に到着は8時頃、既に一台が駐車していた。続けて2台がやってく来た。狭い駐車場とのことで早めの到着が正解だった。
 
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 支度を整えて、熊に注意の看板の横を抜けると休憩所がある。そこの看板に西南尾根コースは踏み跡が消えているので通らないようにとあった。予定を変更して、経塚山コースをスイッチすることにした。
 榑ケ畑廃村に入って行くと、すでに道は石でごつごつだ。倒れた家、井戸の跡などを見ながら、進んでゆくと山小屋が現れた。建物はふるいが看板は新しい「山小屋かなや」とあるが、閉っていた。ここが廃村の終わりでここから登山路に入るのだが、無人飲料販売があった。清涼飲料水缶100円!待ちの自販機より安い。
 帰りを楽しみにここはそのまま通り過ぎる。
 汗フキ峠まではさほど苦労なく登る。水を摂って小休止、ここで霊仙のベテランさんに会う。彼は大桐谷の方から登るという。コースは地図さえあれば大丈夫だと言う。
 それで、予定を元に戻して峠を谷筋に降りて行くが、思ったより足場が悪い。途中まで進んだが、あきらめてもう一度峠に戻った。20分ほど時間をロスする。
 思い直して経塚山へと登って行く。
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 紅葉は未だ少し早かったが、真紅で至らないまだら模様も良いもので、楽しく行く。天気は良好、琵琶湖越し比良への展望も良い。
 
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 高度が上がると見渡す山の模様が美しい。この風景でジグソーパズルを作ったら難しいだろうなあ、とアホなことを考える。
 
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 登りがいったん落ち着くと熊笹の草原、そして池塘が現れる。
 
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 お虎ケ池と言うらしい。池を過ぎると再び登り、経塚山の山頂は絶景だった。天気も良好。非難小屋が見下ろせる。雪をかぶった頂が数峰。白山だけは分かった。
 
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 景色の良さにしばらく経塚山にて休憩。霊仙山頂まではあと少しだ。

 
by garyoan | 2006-11-26 19:21 | 私はやせる

10/29峰床山・八丁平

 10月28日峰床山と八丁平に出かけた。そろそろ八丁平の紅葉も見ごろとおもったのだ。名神京都東ICを降りて、湖西道路から鯖街道(R367)を北上。梅ノ木から久多に入った。途中道に迷ったが、無事久多の漁協に到着。9時20分頃から登り始める。
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 最初は長い林道をひたすらたんたんと歩く。ウオーミングアップにはちょうど良い。
 林道が沢を渡るあたりで、登山道が発見。鯖街道の看板がぶら下がっている。今では自動車の往来する国道を鯖街道と呼んでいるが、元は決まったルートなどなく日本海側と京都とを幾多の商人が独自で北山の峠を繋いで歩いていたのだろう。この道も鯖街道のひとつなのだろう。
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 急な上りは最初の取り付きだけだ。直ぐに歩きやすい傾斜のつづら折になった。
 杉の森を行く。足元は落ち葉で一杯だ。踏みしめながら行くと、植林帯が終わってブナ等の雑木が現れ、周囲も明るくなる。残念なことに紅葉にはまだ早いようだ。色づいている木立は少ないが、十分楽しく歩かせて貰う
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 つづら折れが終わると、オグロ坂峠に出る。まっすぐ北に乗り越すと八丁平、鯖街道としてはこのルートなのだろう。ここから西に峰床山の尾根筋に入る。
 ここからは「歩かせて貰う」と書いたことがもっとふさわしい。登ると言うよりも奥へ奥へ、山の懐に導かれて行くようだ。社交ダンスを踊るようだ。
 適度なアップダウンを繰り返しながら、自然に頂上に到着。12時を少し越えたぐらい。昼食を取る。
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 ここから南に下りて八丁平を目指す。
 やはり紅葉はまだ早いようだが、ここから先は本当にすばらしい。途中、熊笹の草原が出現。映画「十戒」のように熊笹を中を抜けた。
 八丁平はまさに深山に遊ぶ気分だ。エレガントと言う表現がふさわしい。京都北山にコアなファンが多い理由もわかる気がする。これで紅葉が盛りであったならどれだけ感動的だろうか。今回は北から入山したが、西の花背から長いアプローチを取ったなら、又違った感動があっただろうと思えた。
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 オグロ坂峠に戻って、峠の地蔵に挨拶。
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 ここからは久多への道を戻った。
 帰りは健全な方の雄琴温泉の「あがりゃんせ」で入浴、無事帰宅。
by garyoan | 2006-11-03 07:48 | 私はやせる

雪彦山(せっぴこやま)へ

北ア紀行も終わらないうちに・・・・
 先週木曜日(9/21)に播州雪彦山に登って来た。
 ガイドブックでは岩場をめぐって3時間内のコースが紹介されているが、奥まで足を延ばして5時間のコースとした。
 9時30分キャンプ場駐車場着。支度をして、事務所のポストに登山届けを出して後、9時55分行動開始、二手に分かれた登山道を出雲岩側へ登って行く。
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 結構きつい登りだ。展望岩に出て小休止。山を望む。堂々とした山容。
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 出雲岩では大きな岩におどろいた。いたるところにハーケンが打ち込んである。平日ということで、だれもいないが、休みの日にはたくさんのロッククライマーが来るのだろう。
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 岩で足元が悪い中、ここを抜ける。
 鎖場を抜けて、しばらく行くと覗き岩。

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 私の横幅では抜けれそうもないので、巻いて進む。大天岳に到着。12時ごろ。ここが雪彦山の山頂と言うことになる。
 コンビニおにぎりを食べようと腰を下ろした時、正面にクマ蜂が浮遊。慌てて、その場を離れる。すぐにいなくなったので、戻って昼食。ここまで出合った人はいなかったが、若い男性が登って来て挨拶を交す。姫路の方でよくこの山には来られるそうだ。鉾立山まで縦走するつもりで、コースタイムを確認すると、早い人は1時間、ゆっくりでも1時間30分で行ってしまうだろうという。
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 30分ほど休んで、三角点雪彦山への向かう。一端鞍部まで下って登り返す。
 ふと見るとなんと右前にマムシがじっとしてる。クマ蜂にマムシとは・・・。一瞬引き返そうかとも思った。じっと待っていても動かない。向こう側に石をほうるとそちらがわに鎌首をあげた。そしてゆるゆるとヤブに消えていった。
 三角点までは静かでなだらかな尾根歩き。
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 この道中、「NTT携帯OK」と表示がある。試してみるが圏外のまま。どうもFOMAはだめなようだ。展望の良くない三角点は小休止程度で通過。
 鉾立山はもっと静か。展望も良好だ。
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 ここからは下山ルートになる。杉林の中、急な下りを焦らず下る。沢に出ることから下りはやや緩やかに。沢を何度か渡る。虹ケ滝のあたりから再び登りが入る。岩場の下りもあって、くたびれてきた足にはこたえる。鎖場もあるが、もっと他にスムースなルートが取れるのではないかと思う。砂防ダムを越えると登山口は直ぐ。15時20分ごろ下山。
 駐車場代は500円だが、行きも帰りも管理人は不在で払わなかった。

 福崎方向に30分ほど行くと雪彦温泉がある。そこで汗を流す。600円。
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 露天風呂はあるが、特に変わった施設はない。飲料の自販機もマッサージマシンもない。そっけないが、その分静か。デッキテラスで湯上りの昼寝をしている人がいた。目の前は芝生の庭園、空気もきれいで気持ちよさそうだ。
 中国道の夕方ラッシュにかからないように出発。無事帰宅。
by garyoan | 2006-09-24 14:25 | 私はやせる

薬師岳→立山室堂縦走(8)

 スゴ乗越小屋は小さいが正面からスゴノ頭、越中沢岳と言うふたつのピークを望めるすばらしいロケーションを持っているのだが、それを楽しむ余裕もない。時期が時期なら楽しい一泊になることは間違いなのだが・・・。
 ベンチはもちろんもたれかかる場所は全部先に到着した人に占領されている。このまま、4時間近くは外で待たないといけない。せめて体を拭きたいとも思ったが、そんな場所もない。天気が良いのが救いだが、だんだん体も冷えてくる。ウインドヤッケや合羽を出して来ている人もいる。小屋の乾燥室もつかえないので、タオルやシャツを木の枝に架けている人もいる。当然のごとく、小屋の前はそこかしこでビールで一杯やっている人たちもいる。
 大きなベンチが空いたので、そこに移動して、横になる。
 「すみません。体伸ばさせてもらいます」
 と、声をかけると、直ぐに親しくなった。男性5人のパーティー私より年長の方々に30台の人がひとり。関東弁と関西弁の混じったユニークなパーティー。会社の元同僚同士と言うことだそうだ。ルートは私の逆。明日は薬師を超えて太郎小屋へ行くと言う。
 なんでも、インターネットで小屋の予約をしておいたが、小屋には予約が入っていなかったという。(ちなみに私は予約の電話をしたが、『予約は要りません』と言われた)で、この小屋の定員が約40のところ。登山ツアーの団体予約だけで80人になっていたとのこと。つまり、既に布団1枚に2名と言うことか。それなら、インターネットで告知するとか予約段階で「それでも良いですか」と言うべきだと怒っておられる。全くその通りで、私のような単独で身軽なものはコースを変更しても良かったのだ。それに、ツアーとして来たお客さんはツアー会社に文句もでるだろう。(現実、かなりクレームが出ていた模様)ここでざっと計算。食堂は24名収容だそうで、私が7番目。と言うことは150名近く(実際は160名)を超えていたらしいがこの小屋に入るということになる。
 「『食堂で寝ろ』と言われましたが、食堂に入りきります?」
 不安で私は5人組さんに尋ねる。 
 「無理だろね。まあ、とにかく中に入らないと、わからんね」
 とのこと。
 ようやく夕食が始まる。食堂は一階の窓側。私らは『マッチ売りの少女』状態だ。食事は問答無用で30分交代で小屋内の人からスタート。5人組さんは6番目ということで、
 「まあ、家ではそれくらいの時間でたべてるからなあ」
 と自嘲的に言う。
 やがて小屋の外で待つ人の番になった。ハンドスピカーで「*番目の人どうぞ!」と呼び込みがはいる。既に日はとっぷり暮れた。星座の話しもするが、基礎知識がないので、盛り上がらない。通り過ぎる人工衛星を数えたりする。
 ようやく食事も終了。食べ終わると、再び小屋の外に出る。食堂では従業員の方のまなかいがはじまる。
 9時ようやく屋外待機組が小屋に入り、従業員をほとんど無視して宿泊の段取りを始める。食堂のテーブルが邪魔。あっと言う間に窓から小屋の外に持ち出される。布団をどんどん敷き始めるが、布団自体がたりない。従業員に聞いただれかが、屋根裏から毛布を下ろしてくる。バケツリレーならぬ毛布リレーだ。
 足と頭を互い違いにして体を密着させても、案の定食堂では収容しきれない。
 「こっちで寝ますわ!」
 とさっきまで屋根裏で毛布を下ろしていた人の声がする。
 「キッチンで寝るか」と私が考えていたところ。5人組の人が手招きする。玄関をあがってすぐの板の間にスペースがある。そこで寝ましょうというのだ。足は土間に出るが、結構なスペースがある。毛布を引いて、直ぐに準備完了。ところが、5人組さんのひとりがどうしてもスペースがない。
 「テーブル持って来てベッドにしたら?」
 半ば冗談で言うと、本当にテーブルを玄関に持ち込んで、即席ベッドにしてしまった。 「おう!俺が一番広いぜ」
 と屈託ない。
 まあ、とにかく5時間も寝れない状況。とにかくさっさと目をつぶる。つま先が冷たいが、ひざを折るとなんとかなりそうだ。キッチンでは早速明日の朝食(ほとんどが朝食弁当を申し込んだ。それはそうだろう。夕食のペースでいけば、出発が何時になるかわからない)フロント(?)カウンターのそばなので電灯もつきっぱなしだ。しかし、寝るしかない。と、たちまちひとり向こうからでかいイビキがはじまる。みんな外で結構飲んでいたからなあ・・・。しかし、タフな人もいるものだ。
 「明日(五色山荘)もこんな状態なら、きついなあ」と思う。「早く到着してさっさと昼寝するか」と考える。「余裕があれば室堂まで行ってしまえるかも」とも考えつつ、少し眠る。

 ところで、就眠前に客の不満が爆発した。予約の取り方の問題についてだ。小屋側は「小屋には緊急避難のこともあり、宿泊は断れない」と言う。客サイドは「すでにツアーなどで満員をオーバーしていたのだから、少なくとも予約段階で状況を説明するべきだ。この状態では返って翌日の事故を招きかねない」と主張した。
 全くその通りだと思う。結局、小屋は食堂などの就眠客には1,000円を返金することになった。
 
by garyoan | 2006-09-16 09:29 | 私はやせる

薬師岳→立山室堂縦走(7)

なんか長編で恐縮・・・

 日差しが強いが風があるので、気にならないので、半そでTシャツのままで行動したが、結局紫外線に肌をさらしたことがバテに繋がってしまった。
 12:45分マップ上では2,833mピークに到着。
 槍穂連峰を望む。
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 北薬師を見返す。
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 なんとここは携帯が繋がった。無事連絡を兼ねて写メを送信する。
 そろそろ急がないと小屋への到着が遅くなる。ピッチを上げようと決心。
 14時ごろだったと思う。向こうから単独で登ってくる青年に会う。この時間から薬師山荘か太郎小屋に行くのだろうか。かなりキツイと思った。案の定どれくらいかかるか聞かれたので、「急がないとは伝えた。後から判ったのだがスゴノ越小屋が満杯(満員ではない)でたまらず小屋を飛ばしたのだろう。
 間山あたりはぐっと緑も増え、足元も良好で、安らぐ雰囲気。池塘もあらわれる。
 
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 林の中を進んでいると大勢の人の談笑する声がする。突然小屋の前に飛び出す。15:05着。小屋前のテラスは満杯(満員ではない:笑)だ。
 小屋の看板。2階のテラスも鈴なりの人。
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 宿泊の申し込みをすると。既に満員とのこと。確かに小屋の談話室が片付けられていて、ふとんがびっしり敷かれて、宿泊者がすし詰めで寝ている。食事は交代制で7番目になるので、それまで外で待って小屋には入らないでくれと言う。8時30分頃になりそうだ。で、寝る場所も食堂になるので、食堂が片付いてからになるという。明朝は午前3時に食堂の準備に取り掛かるので、その時間には小屋から出て待機して欲しいという。
 当然、ほかにいくことも出来ないわけで、納得するしかない。小屋の外で座り込める場所を探し出して、座り込む。
by garyoan | 2006-09-11 09:20 | 私はやせる

薬師岳→立山室堂縦走(6)

 木道もある登りを焦らず詰めてゆくと薬師岳山荘に出た。山荘とは言うものの小さな小屋だ。トイレは山荘内にある。使用料を払って使わせて貰ったが、昨夜はこちらも満員のようで、いたるところに布団が置かれていて、片付けに大わらわの様子だった。トイレに至る途中「乾燥室」があったが、ドアに「本日は乾燥室も宿泊室に使っています」と貼り紙があった。昨夜は大変だったのだろうななあ、と思いつつベンチで小休止を取る。いよいよ山頂が近い。
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 雲海に白山が浮かぶ。
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 ケルンを越えると間もなく山頂。振り返ると薬師岳山荘、太郎小屋が可愛く並んでいる。
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山頂が見えた。薬師如来を安置する祠も分かるほど、時間は10時、既に日差しも強いが、もう少しだ。
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薬師岳のすばらしさは山頂からの展望だけでなく、稜線から広がる3つのカールだ。プリンをスプーンで贅沢にすくい取ったようだ。中央カールを右に見ながら登って行く。
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11時45分、ようやく山頂!一杯の登山者。
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 しかし、結構ばてた。こんなことで大丈夫か、と思う。いっそここから引き返してしまおうかとも思う。単独行はにはこうしたなんとはない弱気がついてくる。
 剣岳がきれいに姿を見せる。昔だったらあそこにも登れただろうが、機会を失った。登れない山だろうな、と思うと少しさびしくもなった。
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 コンロを広げるスペースを見つけて、雲ノ平越しに槍穂高を見ながら、ガーリックピラフなるものを作る。水の量が多かったようで、リゾットになってしまったが、これも愛嬌。
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 薬師岳は今回の山行のメインで、標高としては最高だ。しかし、後から思うと太郎小屋から薬師岳までは特別厳しいルートではなかった。むしろ、翌日の越中沢岳への登りの方が厳しかった。当たり前のことだが山とは高さだけではないということだ。
 山頂の滞在は30分ほど、右に大きくて雪の模様の美しい金作谷カールを見ながら北薬師岳へと向う。
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 縦走路に入ればピッチも上がるだろうと予想していたが、足元は意外と悪い。ガレた岩を上手く選んで歩かないといけない。北アルプスだから当然か。景色に見とれていたこともあって、知らず知らずにペースが落ちていたようだ。北薬師岳には11時45分着。ちょっと時間をかけすぎてしまった。ここら辺も単独行の難しいところだ。
薬師岳を振り返る。
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by garyoan | 2006-08-27 17:20 | 私はやせる

薬師岳→立山室堂縦走(5)

 薬師沢のキャンプ場でシャツを脱いで、Tシャツ一枚になる。時間は6:10。ここでTシャツだけになったのも、後から考えると失敗だった。11時前からの紫外線に焙られて最後はバテに繋がった。
 少し上ると雪田が現れる。「登って来た」と実感が湧く。
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展望も花も美しい。
 槍が見えた。
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黒部五郎も大きい。
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 9時前に薬師山荘(2701m)に到着。トイレを借りて、しばらく休憩。いよいよ頂上へ向かう。
 
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 山荘の裏は携帯が繋がるという噂。試してみるが私の会社のは繋がらないよう。
by garyoan | 2006-08-20 22:14 | 私はやせる

薬師岳→立山室堂縦走(4)

 午前3時過ぎから、周囲はざわめきだす。「ああ。山小屋だな」と思う。私も4時過ぎに目覚めてトイレとパッキング、水を補充する。弁当を予定していたが、乾燥米の食料も携行したので弁当は頼まなかった。
 5時ちょうどに食堂に入って朝食。カーボローディングと称して2杯飯。朝から良く食べるとワレながら感心。
 小屋の外でしばし景色を楽しむ。黒部五郎が美しい。
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同室の方々と記念写真を撮りあい、別れを惜しんで出発。
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 なんだかんだで5:40。後からこの出発時間に泣くことになる。
 高山植物を左右に見ながら、木道をたどる。
 
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 そして一端薬師沢に下る。テントで一杯だ。ここから登りが始まる。
 
by garyoan | 2006-08-16 23:16 | 私はやせる

薬師岳→立山室堂縦走(3)

 小屋の夕食は17時から、それまでに同室(というか2段ベッドの下の区画)の人たちと結構仲良くなる。定員8人のところを16人だ。(結局、最終的には15人となる)
 私より年長の人ばかり。ほぼ全員が単独行だ。
 「今や登山平均年齢は60歳以上ですよ」
 と東京から来た人が言う。彼も60過ぎだという。彼はちょうど私の逆を縦走して来たと言う。立山室堂から一ノ越を越えて五色ケ原山荘で1泊を考えていたそうだが、11時には山荘に到着してしまったので、山荘をパスして一気にスゴ乗越小屋まで入ったという。
 「すっかりバテました」
 と笑っている。今後の予定は雲ノ平→水晶→双六→槍→上高地と言う長丁場を予定していると言う。しかし、昨日のバテで自信がなくなったので、双六から新穂高温泉で下るかもしれないと言う。
 同じく室堂からのルートを来た人と一緒に高山植物の話しで盛り上がる。
 二人揃って、
 「スゴの小屋は空いてましたから明日はゆっくり休めば良いですよ」
 そう言ってくれた。しかし、この予想が大きく外れて翌日私はエライ目に遭うことになる。
 横浜から来た人はここから東へ黒部五郎へ行くと言う。
 盛り上がっているうちに17時夕食の時間となり、一緒に食堂へ。
 昔に比べると小屋の食事は格段に美味しくなっている。とんかつに生キャベツ。特に生キャベツには驚く。食堂から窓の外を見ていると、ようやくガスが晴れてきた。
 食後、連れ立って小屋の外へまたしばらくガスで展望はよくない。

 薬師岳方向。ガスが消えるのを待つ。
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そうしているうちに、ようやくガスは消え、薬師岳も見える。堂々とした山容に感動する。シナノキンバイ(?)を前に撮影。
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水晶岳方面。やはりシナノキンバイの向こうに。
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日没前に小屋に戻る。結局、私の区画はたたみ一枚に2名の予定が2枚に三人でちょっとゆっくりできることになった。ラッキーと思っていたが、敷布団の間に隙間が出来てしまい、掛け布団もどちらのをかぶってよいか分からず、中途半端なことになってしまった。
しかし、疲れもあって結構しっかり眠る。自分のイビキが迷惑をかけはしないかと心配したが、先に他の人がかきはじめたので、その点でも安心する(笑)。
明日の朝食は5時からだ。
by garyoan | 2006-08-13 16:32 | 私はやせる