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大神神社かいわいを歩く

石上神社から足を伸ばして大神神社(三輪明神)へ向うことにした。国道の駐車場に車を入れ参道を歩く。石上神宮と違って露店が並ぶ。参拝者も一杯だ。
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大神神社は本殿がない三輪山自身が本殿であり、ご神体と言う。額田大王の歌でもそれは分かる。
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もっとも、古代祭儀行ったのは、山麓をもう少し北に行った方だという。多くの祭器が発掘されているという。往復、1時間ほどだと言うので歩いてみることにする。三輪山の山麓に沿ってたくさんの祠や社(やしろ)がある。三輪山麓一帯が聖地という雰囲気だ。そして、必ず山に向って鳥居が立ち、祠も社も山を背にしている。
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山麓を歩き出すと、そこは山の辺の道だ。緑のなか気持ちよく歩いたのは良いが、目的地を通り過ぎてしまった。しかし、完璧なハイキングコースである。ここが古代の街道だったのだろうかと思う。
玄賓庵のあたりまで来て、引き返す。写真はその辺りの野仏。
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夕方から仕事に戻らないといけない、時間がない。またの再訪を心に決めて、帰路を取る。
途中、額田大王の歌碑を発見。この有名な歌については次項にて。
by garyoan | 2005-09-04 00:14 | 奇譚異譚歴史譚

全国高校生英語スピーチコンテスト

c0024167_8321618.jpg会員増加に苦慮するモルモン教団(末日生徒イエス・キリスト教会)が毎年実施しているのが全国高校生スピーチコンテストである。既に今年で7回を迎えた。大変な力の入れようであり、昨年は地域の予選に地元出身の国会議員を招待するなどして権威付けも謀っていた。(中には参加して短い演説して返った保守系の国会議員もいたようである)
このコンテストの目的は明らかである。モルモン教の布教である。
優勝者はご褒美としてハワイのブリガム・ヤング大学サマースクールに参加できる。渡航費用宿泊費は教団持ちだ。これが売りなのだが、教団はモルモン教の社会イメージのアップだけでなく、参加者全員の情報を収集して布教に活用しようとしている。
当然予選や本選の参加者には勧誘が行われる。

改めて言うまでもないがこのイベントは要注意である。
絶対に参加してはならないし、問い合わせを行うだけでも危険である。


全国高校生スピーチコンテストのサイトには地元の受付先(事務局)があるが、これらは全てモルモン教の信者の自宅である。
まじめに英会話を教え学んでいる方々は、是非、抗議をおこなってもらいたいと思う。
by garyoan | 2005-09-03 09:06 | モルモン教

石上神宮訪問記(2)

 
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石上布留の神杉神さぶて恋をもわれはさらにするかも 
(いそのかみふるのかむすぎかむぶてこいをもわれはさらにするかも)
           柿本人麻呂歌集


若い頃はこれを本当に切ない想いを持って読んでいた事を思い出す。思い出せば、その頃(高校生の頃)から石上神宮にいつか行こうと思っていた。
万葉集を全く自分の世界で読んでいた。この歌の恋はまさに青春の恋であった。
私がイメージしたのは、傷心旅行でふと訪れた石上神社、そこで見た杉古木の美しさに心を打たれた作者が、よりいっそう恋人への想いを募らせるというものだった。
しかし、実際はこの歌の意味はもっとシンプルなものだ。
「石上の神社にあるご神木。それくらい老いてしまった。そんな私がまた恋をしてしまった」
というもの。何かの作業をしながら、軽妙に唄われたものなのだ。
「オジンになっても歳甲斐もなく、若い女性に目じりを下げる」そんな男の本性をからかった、歌謡なのだ。

若い頃、アララギ派の影響を受けて、万葉集を現代人のこころで読み癖があった私には、歴史的な分析や民俗学的な分析から万葉集が解釈されるのがイヤだった。しかし、段々と人生経験を重ねるうちに、こうした解釈が自然なものだと思えるようになって来た。

今、石上布留にやって来て、この歌を再び読み返して見ると、若い頃の感性が懐かしい。また、万葉人の歌の背景も心に浮かぶ。
なによりも、自分自身がこの歌に唄われてる対象であるおっさんになってしまった。

芸術はやはり永遠であろう。そして、永遠たらしめるためにも、自然や文化財を正しく伝える義務が私たちにはある。
by garyoan | 2005-09-02 00:56 | 奇譚異譚歴史譚

石上神宮訪問記(1)

仕事で天理市に行く用があった。
そこで、石上神宮と大神神社(三輪山)を訪ねてみた。今日はその石上神宮編。
ほどよく、枯れた良い雰囲気だと聞いていたが、全くその通りだった。
神社に入っていくと、鶏が悠然と歩いている。
神社の中を山の辺の道が通っている。山の辺の道は東海自然歩道と重なっているようで、その道標も掲げられている。

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この神社は日本最古と言われる。元は物部氏の氏社だったと記憶する。蘇我氏との構想に破れ、蘇我氏と聖徳太子の仏教導入政策によって、勢いを失ったと言う。
このの祀る神体は紛れもなく、日本史上でもっとも価値のあるものだ。七支刀がそれである。ご神体ということで、これは拝観できなかった。
古くて高い権威をもちながら、その歴史のほとんどをこの神社はひっそりと片隅で過ごして来た。
写真は摂社出雲建雄神社拝殿、小さな建物だが、本拝殿はよりも美しいと思った。
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下の写真が拝殿。
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石上神宮と言えば有名な万葉集のこの歌

 石上布留の神杉神さぶて恋をもわれはさらにするかも

私の若い時の愛唱歌(?)。「神さぶる」杉を探してみた。

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この歌については事項にて・・・
by garyoan | 2005-09-01 23:41 | 奇譚異譚歴史譚