逮捕の生徒、初めての遅刻 光高校の教室爆発事件
これはりっぱな爆弾テロである。 テロは断じてよくないが、テロが一定のメッセージを持つことも事実だ。 ![]() 「同校によると、担任は『男子生徒がいじめを受けた状況はない』と説明。 県教委も『男子生徒のトラブルの報告はなかった』」としている。 って、怪しいな。もっとも県教委の『報告はなかった』と言う言い方自体が、『報告を怠った学校の責任』という方向への逃げのようだ。 ちょっと犯人の気持ちになれば分かることだが、学校がいや、授業がいやというのなら、無人の自分のクラスを爆破するだろう。教師が気に入らないなら職員室を爆破するだろう。クラブがいやなら部室を・・・。 授業中の隣のクラスを爆破すると言うのは、明らかにそのクラスの人間(授業をしていた教師も含む)に恨みがあるのではないのか。 ましてや、現場近くで素直に捕まったことを思うと、少年にはある種の覚悟があったと思えてくる。しかし、繰り返すが、爆弾は作っもいけないし、ましてや爆発などさせてはいけない。 私らの時代には火炎瓶(モロトフ・カクテル)というものがあった。機動隊を相手にコーラのビンなどにガソリンを詰めたものを投げていた。大学のキャンパスなどでも飛び交っていた。作り方も三一書房の新書本など(確かそれも希代の革命家、チェ・ゲバラの直伝)で書いてあり、私も読んだことがある。もちろん作りはしなかったが。 学生運動を美化するつもりもないが、当時は稚拙ながらも、反戦や反日帝(恥ずかしい・・・)などの大きなスローガンがあった。しかし、この少年は同種の擬似兵器を使いながらも、その原因にはもっと深刻な問題があるかもしれない、と想像した。
by garyoan
| 2005-06-10 20:32
| 奇譚異譚歴史譚
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