梅雨明けを待って、北アルプスに出かけた。
目標は薬師岳。黒部五郎とどちらか悩んだが、大阪からのバスのつながりが良いことと一日の歩行が短いことから、薬師岳に決定。ルートは折立→太郎平(太郎小屋泊)→薬師岳→間山→スゴ乗越小屋(泊)→スゴノ頭→越中沢岳→鳶山→五色ケ原(五色ケ原山荘泊)→ザラ峠→獅子岳→一ノ越→立山室堂。行きの夜行バスを含めて4泊4日。同行者なく、本当はいけない単独行。 2日、バスの出発時間を間違えて集合時間に遅れかけるが、なんとかセーフ。梅田のスカイビルから、21時50分発の立山室堂行直行バスに乗車。アルピコグループのさわやか信州号なのだが、普通のシートの詰まったトイレもない観光バス。10年前から変わらない。「いまどきこれはないだろう」とぼやく。隣のシートが空いていたのでまだまし、体を斜めにして、ややリラックスし、結構眠れた。 翌3日5:30頃時間どうり有峰口に到着。私だけがここで途中下車。富山地方鉄道有峰口駅前から折立への路線バスが出ると言う。ところが、駅がどこか分からない。そこにバスの運転手がやって来て、「駅はこっちです」と案内してくれた。富山地鉄の皆さんはみんな親切な人ばかりだったのだが、この人もそうで「水はお持ちですか?折立の水は沸かさないといけないですから、水道水でよかったら駅の水を入れて下さい」と言ってくれた。 この有峰口駅、元は「小見」と言う駅名だったそうだ。登山ブームで有峰湖とその先の折立が注目されるようになって名称変更したそうだ。ただ、ひなびた駅舎には「小見」の表示が残っている。「駅」の文字も旧字だ。 雰囲気十分な駅の待合でひとりバスの出発を待つ。 バスの出発が近づくと電車の到着などであっという間に駅がにぎやかになる。さっきの運転手さんも驚いている。結局バスは満員で6:40に駅を出る。 バスには約50分乗車、折立に到着。登山客でごったがえしている。 登山届けを書いて投入。「いよいよだな」と緊張する。トイレを済ませ自販機で水を購入ザックのサイドに差し込んで、靴紐を結びなおす。 時間を見るとなんだかんだで7:50。太郎平へ登り始める。
by garyoan
| 2006-08-08 05:57
| 私はやせる
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