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少し飛んでしまったが、氷ノ山登山の最終回。
下山は東尾根なのだが、なにを待ちがったか、二ノ丸への尾根筋に入ってしまった。後から思うと、山頂から北に少し行ったところにトイレがあって、そこ立ち寄ったときそのまま前に進んでしまったからだ。道標とコンパスをちゃんとチェックすべきだった。 とにかく私らは神大ヒュッテを目指しているつもりで世間話などしながら気楽にあるいて行く。 尾根の先に小屋らしきものが見える。これが目的の神大ヒュッテだと思い込んでしまった。 ![]() ![]() 小屋について、そこの道標を見て驚く、「三ノ丸」と書かれているではないか。 さて、ここで相談。A君は引き返そうと言う。もっともな意見だ。だが、水がない。山頂まで戻って神大ヒュッテまで2時間と推定、マップではここに水場があると言うことだが、どうだろうか。2時間分以上を私は持って来ているが、問題はA君。「水、飲まなくて行ける?」と聞くと自信なげである。 意を決して、殿下に下山することにした。降りればそこは林道だ。 なんとかなるだろうと思った。何より戻るのが面倒だった。 負け惜しみではないが、三ノ丸の尾根筋はひとけも少なくて静かで良いコースだ。「熊に注意」の看板が多いのもその証拠かもしれない。あと、三ノ丸小屋でテントを張って、アンテナを立てて無線をしている人がいた。 殿下近くで「仙人の門」という変った木を見つける。 ![]() 林道に降り立って、ここからはひたすら、氷ノ山のすそを歩いて駐車場所に戻るだけだ。しかし、この林道が曲者だった。通り雨とその後の直射日光。「やれやれ」と言う感じで歩いていく。ところがここで、通過する車を発見。こうなったら、ヒッチハイクしかない。A君が行き先を尋ねると親水公園前を通って帰る地元の方だった。快く乗せていただいて、九死に一生を得る。 車に乗せてくださった方はカミキリ虫専門の採集家の方だった。その道の深さに驚く。沖縄から長野あたりまで、毎年カミキリムシを求めて旅行しているそうだ。 親切にしていただいた上に興味深い話を聞けて、これも怪我の功名というものか。 親水公園で下山カードをポストに投入、帰路に付く。車を走らせてしばらく行くと、ワイパーに何か挟んである。「万灯(まんど)の湯」のパンフレットと割り引き券だ。わざわざ、こんなところまで来て、挟み込んだのだろう。 「これは行くしかないね」 と、言うことで、立ち寄る。 ![]() 脱衣所でA君、上半身を鏡に映して、「あんまり焼けんかったですわ」って。 いや!あんた!肩から背中は真っ赤やで! かくして、またも「ハプニングに恵まれた」山行もなんとか無事終了。 今回の教訓「結果オーライ登山はやめよう」。 ▲
by garyoan
| 2005-08-16 22:58
| 私はやせる
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